純文学

     

『晩年』太宰治

自殺を前提に、遺書のつもりで書かれた太宰治の処女作品集。太宰治独特の卑屈さ・死への想念を感じます。短編集ですが、一つ一つの作品に読み応えがあります。自己愛と自己嫌悪でもがきながら生きていた、当時27歳の太宰治の世界に浸ってみませんか。